秋の旬紹介
キタアカリ
インカのめざめ
北海道が最大の産地の生産地で、夏の終わりから秋にかけて収穫されます。
あまり知られていませんが、ナス科ナス属の植物でナスの仲間の植物だったりします。
キタアカリは男爵芋を品種改良したじゃがいもで、黄色が強くカロテンやビタミンCの含有量が多いです。柔らかく粉吹き芋や、マッシュドポテト等に適しています。
インカのめざめは小粒で黄色みが強い品種です。甘みが強いのですが、あまり収穫できないためじゃがいもの中では高価なものになります。
発芽しやすく長期保存が難しいという欠点もありますがとても美味しいので一度召し上がってみてください。
大納言
金時豆
紫花豆
黒豆
白花豆
トラ豆
秋になりますと、さまざまな豆が場内に並びます。
その一部を紹介したいと思います。
大納言:小豆の種類で、大粒で煮た時に皮が破れること(腹切れ)が起こりにくいことから切腹をしない官位の大納言から名前を使ったといわれています。
金時豆:いんげんまめの仲間で、北海道で栽培されてるいんげんまめの7割近くがこの金時豆になります。粒の形がよく食味がいいので煮豆用として最も適してるとされてます。
紫花豆:これもいんげんまめの仲間で、生産量が少なく、デリケートな豆のため収穫数も年によってとてもバラつきがあります。国産品の紫花豆はとても貴重なものです。
黒豆:煮豆にするのが主流でおせちに欠かせない一品です。栄養価が高く、カロリーが低いためダイエット食品として最高の食材です。
白花豆:白花豆は茹でるととてもほくほくして、肉厚のため食べた時の食感もとてもしっかりしていてとても美味しい豆です。甘みがしっかりしていて、甘煮以外にも煮込み料理にもとても合います。
トラ豆:栄養素がとても豊富な豆で、特にカルシウムが多く含まれています。
スープ料理にとても合う豆です。
北海道では主にボリボリと呼ばれるキノコ、ナラタケは秋になると天然のものが朝市に並び始めます。
その俗称通り、食感はボリボリとしています。
生で食べると中毒を起こすので必ず加熱して召し上がってください。
とてもいいダシが出るので、煮物や汁物に入れるととても美味しいです。
ナラタケはそのままにしておくと痛みが早いのですが、塩水で処理して冷凍すれば風味や食感は落ちますが長期保存も可能です。
いくらの旬の時期は秋鮭が獲れる9月から10月の間です。
醤油漬けにされるためさまざまな味や醤油の濃さ皮の厚みも違います。自分の好みに合ったものを選ぶとより美味しくいくらを食べることができます。
いくらにはアスタキサンチンと呼ばれる成分が豊富に含まれていて、しみ予防、しわ防止などアンチエイジング効果があります。
ただし、その反面コレステロール値も高いので食べ過ぎには注意してください。
10月~12月にかけて旬なししゃもです。
一般的にスーパーなどに流通しているししゃもは安価な樺太柳葉魚(カラフトシシャモ)と呼ばれる魚で本ししゃもとは別のものなのです。
本ししゃもは北海道の太平洋側でしか獲れないとても貴重なもので全国でも10%未満程度しか出回っていません。
子持ちの雌よりも雄のほうが美味しく、より大きいものの方が美味しいといわれています。
カルシウム、ビタミンなどの栄養素も豊富です。